スキップしてメイン コンテンツに移動

コミュニケーションのコツ。

コミュニケーション能力は、仕事を行う上で職種を問わず、非常に大事になっている。

だが、最近はコミュニケーションを上手く取れずに悩んでいる人が多い様な気がする。
コミュニケーションは、意識して取ろうとすると、よそよそしくなってしまったり、馴れ馴れしくなってしまったりしてしまう。

自然にその時、その相手、その場所に合わせて、最適と思われるコミュニケーションを取れるようになるには場数を踏むしかない。

経験に勝るものはない。

しかし、コミュニケーションを苦手としている人にとって、経験を積み重ねるにしても、どうしたらいいのか、わからずに不器用なままの経験を積み重ね、不器用な経験だけ積み重なってしまう。

それでも、一歩ずつ前進はしているんだけど、自分が想像したスピードより、遅いと悩んだり、苦手意識が高くなり、前進していることに気付かずに悪循環に陥ってしまっている気がする。

僕は、コミュニケーションを上手くとるコツとして、必要以上に相手の立場などを気にしないことだと思う。
例えば、仕事の上司は、会社や部署の利益、発展を望んでいる人だし、同僚は、あくまでも友達じゃない。仕事を通じて一緒にいるだけ。取引先やお客様はメリットを望んでいるからこそ、自分や会社に近づいているだけの存在だと割り切ろう。

そのことを頭にしっかりといれておけば、上司には会社にとって利益や発展につながる行動を常にとっていれば、向こうから壁を取り払い、積極的にコミュニケーションを取ってくれる。
取引先やお客様には、最大限のメリットを与えるよう行動すれば、上司と同様に向こうから、積極的にコミュニケーションを取ってくれる。
それに最初は頼り、合わせていくだけで、いい経験を積み重ねることができ、次第に自然とコミュニケーション能力が上がっていくと思う。

いらなくコミュニケーションを取らなきゃと思わずに、普段の行動で相手の立場(何を望んでいるのか?)を意識するだけで良いと思う。

しかし、一番面倒なのが同僚だ。
お互いのメリットがないからだ。共通の趣味などあれば別だが、自分が上に立てば僻みもでてくるし、下になれば上司気取りで色々指図をしてくる。

微妙な関係を保つのは、なかなか困難だ。

そんな時は、自分が同僚より、劣っている点、勝っている点を探し出し、同僚より自分が劣っている点のコツ、やり方を積極的に聞いていこう。
愛想を取る必要はない。
素直に「あなたの良い所を覚えたい(真似したい)から、教えて。」で、いい。

人は誰でも、教えたい(自分が優位)欲求を持っている。その欲求をくすぐり、同僚を気持ちよくさせながら、自分の弱点を克服することもできる。

人は10聞かれたら、1は聞きたくなる(もしくは、聞かないと気まずい)と思うはず。

同僚から、自分の勝っている点のやり方を聞いてくるようになったら、こっちのものだ。
そのころには、自然とコミュニケーションが取れているはずだ。しかも、自分の苦手分野の克服もできてしまう。一石二鳥だ。

ただし、自分から得意分野を教えに行かないことだ。同僚が聞いてくるのを辛抱強く待たなければいけない。

自分から、「このコツは・・・。」と、話をしだすと同僚は、自分の欠点を知っていると思い、他にも何かあるんじゃないかと勘ぐって、友好的になってくれない。
あくまでも待つ。
その間は、同僚も上司気取りでいるかもしれない。そこは、自分が苦手分野を克服するためだと割り切り、しっかりと話を聞こう。
決して、「上司でもないのに」などと思わないことだ。
同僚を気持ち良くさせながら、自分の為に頑張ってくれるいい人だと思おう。

そうすれば、自然な関係が出来上がるはず。
数少ない、お互いのメリットに気付くはず。

そのためにも、上司、同僚、取引先、お客様それぞれを注意深く観察し、知ることが大事になってくるはず。

興味を持ち、相手が何を望み、考えているかがわかるようになれば、コミュニケーションを自然に取っているはず。

コミュニケーションを上手くとるコツは、話し方やしぐさではない。普段から、相手を観察し、知ることと、それに付随する行動を取ることで自然に身につく。

コミュニケーションが苦手と思っている人は、相手の趣味などにあわせ、自ら話しかけないといけないなど、変に構えてしまい、不自然になり、逆に相手に不信感を与えてしまう。

積極的にコミュニケーションを取るのではなく、『相手を知ろう』と思うことがコミュニケーションの第一歩だ。
相手が何を望んでいるかわかれば、自然とコミュニケーションが取れているはず。決して、会話が弾むことがコミュニケーションではない。

そう割り切ることで、コミュニケーションでの悩みは減るはず。

僕も、仕事の話は、上司ではなく、同僚に聞くようにしている。そうすると、必ず同僚も僕に気を使ってか、積極的に僕に仕事やプライベートの話を聞いてくる。
同僚の掌で踊りながら、さらに大きな僕の掌で同僚が踊っていると思いながら。


コメント

このブログの人気の投稿

怒られ続けると、どうなる?

僕の同僚の中に、毎日毎日、怒られている人がいる。 「本当によく、怒られるなぁ」と、ある意味、感心してしまう。 なぜ、彼は、毎日怒られ、それを直すことができないんだろうか。 以前、 怒られたくない! でも、触れたように、仕事が全て、後手後手になってしまっている。 どうしたら、怒られないかを考えた末、指示されるのを待つだけになってしまったり、やりかけの仕事を投げ出してでも、上司の指示に従い、結果、投げ出した仕事の件で、又、怒られる悪循環に陥ってしまう。 人には、 想像したことを実現する力 を持っている。 そんな 力 が、 『怒られたくない』 と思いが強くなりすぎて、逆に、 『怒られる状況』 を生み出してしまっている。 (怒られている姿を想像してしまっている。) なら、その悪循環を断ち切るには、どうしたらいいのだろうか? 僕なら、開き直る。失敗や不手際で怒られるのは、しょうがない。 それは、それ。次は、次。その失敗や不手際を超える成果を残せばいいだけだと、僕は考えている。 ただ、僕は、人よりもメンタルが強い方だから、できることかもしれない。 しかし、メンタルが強くないと、怒られ続けることで、臆病になってしまい、全てが悪い方に考えてしまい、そこからプラス思考に変えることは困難になってしまう。 本当は、上司が、さじ加減で、『怒る』『褒める』を使って、部下を巧みに扱うべきだと思うけれど、それは他力本願でしかないし、僕の同僚もそうだが、上司が怒りやすい人材であったり、性根が合わないのかもしれない。 そこで、諦めたら(逃げ出したら)、一生、諦める(逃げる)しか、なくなってしまう。 自分の道は、自分でつくるべきだ。 では、どうすれば、その悪循環から、脱出できるのだろうか? 僕は、まず 『褒めらる』 ことを目標とするべきだと思う。 『怒られる』 のが、怖いと思う人は、 『褒められる』 ことを好む傾向にあると思う。 上司を研究し、 『何をしたら、喜ぶのか』 を考え、上司好みの部下を演じるしかない。 すぐに 『怒る』 上司は、案外単純で、自分が気に入れば喜ぶ。 最初はこそ、上司にもこれまでの状況(怒り続けた)もあり、素直に誉めたりしないと思う。 しかし、上司の気に入る状況が続けば、自然と 『褒める』 環境ができてくる。...

僕がやっている簡単な自己啓発 Part 23【ご褒美をもらう。あげる。】

僕は、家庭(子育て)において、これまで 『ご褒美』 には、反対だった。 かと言って、躾を厳しくし 『罰を与える』 ことも反対だ。 『ご褒美』 目当てに頑張ったり、 『罰』 が怖くて、頑張ったりなどではなく、自発的に自分が良いと思ったことを頑張って欲しいと思っていたからだ。 しかし、ひょんなことから 『ご褒美』 は、必要だと気付いた。 切っ掛けは、学校の先生からのアドバイスだ。 『ご褒美』 があるだけで、子供の頑張り方が全然違う。素直に話は聞くし(今までは、テレビやゲームをしながらの空返事)、積極的になった気もする。 最初は、「現金だな」とも、思ったりした。けれど、自ら頑張る子供の姿を見ていると、 『ご褒美』 も決して悪いもんじゃないと思った。 それもそうだ。子供にとって、学校や勉強を頑張る先に何があるかわからない。 (もう少し大きくなって、将来の目標ができれば別かも知れないけれど、まだ、そこまで大きくない。) 行き先のわからない道のりを頑張って進めるはずがない。 進むべき、道を見つけた子供たちは、自分達の足で、目標に向かって進んでいる。 なんで、今まで気付かなかったのだろう。 自分も、 『ご褒美目当て』 に仕事を頑張っているのに。 子供には、 『ご褒美なし.』 なしは、酷過ぎたかも知れない。 人それぞれ、 『ご褒美』 は、違うかもしれない。 それは、 『給与』 であったり、 『モノ』 かも知れない。それよりも 『言葉』 かも知れない。 以前、 『承認欲求は、誰もが持っている本能。』 でも書いたように、誰しも、他人から、 『認めて欲しい』 と思っている。 その、 『承認欲求』 を満たす、アイテムの一つが 『ご褒美』 なんだと思う。 『給与』 も 『モノ』 も、自分の行動(仕事)を認めてもらった 『ご褒美』 だ。 そして、 『言葉』 は、もっとも 『承認欲求』 を満たす 『ご褒美』 だと思う。 僕も実際、今の職場で、同僚に 『感謝の言葉』 を今までよりも、多く発するようにしたら、これまで仕事に積極的では、無かった同僚も、積極的に仕事をするようになってきた。 上司から 『怒られる恐怖』 で、真面目に仕事をしても、恐怖心が先立ち、ミスをしない 『保守的な仕事』 しかできない。 しかし、 『ご褒美』 を...

僕がやっている簡単な自己啓発 Part 19【情報を集める】

僕は、さまざまな情報を、いつでも欲している。 そうすると、どんどん情報が集まってくる。 普段の何気ない会話からだったり、テレビや新聞、もちろんネットからも情報を得ることができる。 ただ、情報を集めようと思って会話をしたり、テレビ、ネットを見ているわけではない。 いろいろなことを 『ただ、知りたい』 と思っているだけだ。 僕は、基本的に変に勘ぐったり、情報を聞き出すための誘導するような会話をしたりはしない。取引先との会話の中でも、「最近の景気は?」「大変なことは?」など、直接、聞きたいことを聞くようにしている。 僕は、比較的会話に敏感に反応するので、変に誘導するような会話をする人と話をしていると、嫌悪感を抱きやすい。 他の人も同じだと考えているから、僕は人と会話をする時には、勘ぐったり、誘導するような会話はしない。 案外、直接聞いた方が素直に教えてくれることが多いと思う。 もちろん、素直に本音を教えてくれる人。天邪鬼な人。裏をかき会話をする人など、様々な性格の人がいる。 どんな内容でも、そこは素直に受け入れよう。 初対面では本音を隠されたとしても、素直に受け入れ、相手が自分との会話を楽しんでくれるようになれば、自然に本音を教えてくれるようになるまで待とう。 自分が勘ぐったりしている間は、相手も壁を作り、本音を言ってくれるはずがない。 社内でも社外でも、もちろんプライベートでも信頼関係の構築も一緒で、まずは自分が相手を信頼しなくては、相手は信頼してくれない。 信頼関係を構築できなければ、本音を教えてくれることは絶対にない。 だから僕は、最初に信頼されていなく、本音ではなく、ウソだったとしても気にせず、自分だけはウソをつかないように気を付けている。本音で話をしていると、必ず本音で話をしてくれる。 僕のネットやテレビでの情報収集は、基本的に興味のある一つのことから、どんどん膨らませていくことが多い。 何も目的なく、「面白いことがないかな。」と探す時もあるけれど、余程ヒマな時くらいだ。 僕は、目的や興味がないと、その時だけ頭に入った気がするだけで、結果的にすぐに忘れてしまうからだ。 身につかない知識も、余裕として必要だったり、そこから興味が湧いてくることもあるけれど、僕は、余裕がある時は、出...