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努力は、過去形。そして、第三者が使う誉め言葉。

僕は、『努力』は、現在進行形ではなく、過去形だと考えている。

そして、自分への評価ではなく、他人からの評価だと思う。

『努力しているのに』と、自分自身で感じるときは、心が負けそうになっている時だ。
そんな時は、まだまだ道は長い。先が見えなく、このまま頑張っていいのかわからなくなり、迷っている証だ。

一度、立ち止まって、自分が歩んできた道、スタート・ゴール。そして、自分の現在の位置を確認しよう。
スタートからゴールへ向かう道は、最短距離でなくて構わない。険しく、辛い最短距離でも、なだらか遠回りの道でもゴールへ辿り着くことに変わりはない。
そして、現在の自分の位置を確認しよう。自分の位置を知らなければ、迷って当然だ。
そのまま進んでも、遭難してしまう。

山で遭難した時も仕事も同様だ。
迷った時には、立ち止まり、無駄に体力を使わず、冷静な判断が求められる。
だからこそ、『努力しているのに』と感じたら、一度立ち止まり、自分が歩んできた道、スタート・ゴール。そして、自分の現在の位置を確認することが大事だと思う。

だからこそ、『努力』が頭を過る時は、まだ道半ばだ。
道半ばでは、『努力』ではない。『努力中』だ。『努力中』『努力』とは言わない。
ゴールしてこそ、『努力』したと言える。
ゴールにできなければ、『無駄な努力』になってしまう。

実際には、ゴールできなくても、その経験が知識になり、次に進む道への糧になる。
僕は、『無駄な努力』は、無いと考えている。

そして、ゴールに辿り着いた人は、ゴールした喜びや達成感で、自分が『努力』したとは、感じない。
例え、険しく、長い道だっとしても、「夢中で取組み、気付いたら、ゴールしていた。」と、思うはず。
自分自身で『努力』した結果が、ゴールに辿り着いたとは、思わないと思う。

しかし、第三者は、ゴールした人への『賞賛』『羨望』として、『努力』という言葉を使う。
時々、「努力はしているのに」など、マイナス的な言葉もあるが、それでも、決して、その人を馬鹿にしては、使わない。
その人のことを認め、『応援』している時に出てくる言葉だ。

だから、僕は、道半ばでも『努力』という言葉を使ってもいいのは、第三者だけだと思う。

道半ばでも使用せず、ゴールしたら、自分で『努力』したと思わないなら、『努力』という言葉は、第三者への『賞賛』『羨望』の言葉であり、自分自身を評価するものではないと考えている。

僕も、『努力』は、してきたと思う。
誰にも負けたくないとの思いが強かったので。
しかし、ゴールはまだ遠い。
ここら辺で、一度、僕が歩んできた道を振り替えなければいけない時かも知れない。


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