スキップしてメイン コンテンツに移動

出世するために何をする?

僕は、肩書に興味はない。これは、自分も出し、相手に対しても同様だ。

もちろん、礼儀をわきまえた上で、役職がついていようが、ついていまいが関係ない。
その人の行動、仕事っぷりを見た上で、人間性を判断している。

役職がついていなくても、尊敬すべき人は沢山いるし、役職がついていても、何も得るものがない人もいる。

そんな、僕が以前の会社で、それなりの地位についたのには、理由がある。
それは、自分が興味のある、仕事をしたいと思ったからだ。
会社組織の中で、自由(もちろん、何でもかんでもではない。)に仕事を進めたり、新しい取り組みを行おうにも、一般社員には、中々チャンスが巡ってこない。

しかし、それなりの地位を得ると、自分の口から発する言葉に『力』がついてくる。
『力』のある言葉は、会社内でも影響力が強く、会社組織、そのものにも大きな影響を与えることができる。
実際に、今まで誰もが疑問に思いつつも、従っていたことを変えたりすることができた。

そのために、僕が行ってきたことは、上司にゴマを擦ったりではない。
実際は、出世を決めるのは、上司だから、早期出世を望むなら、ゴマを擦っていくのも一つの出世術だと思う。
ただし、その上司が出世街道から、外れてしまったら、道連れになってしまう可能性もあるけれど、その兆候が見えた時点で、上司を上手く乗り換えていけば、問題ない。

ただ、僕は役職などに興味がなかったので(自分の興味ある仕事ができれば良かっただけなので)、とことん、結果を残すことにこだわった。
もちろん、これまでの会社史上、最高の結果を残せる実力があれば、それだけで自然と出世したかもしれない。

しかし、僕には、そこまでの実力はなかった。
だから、結果を残しながら、自分なりに行っていることをアピールしていった。
これまで、会社内で常識だったことを少しづつ、自分なりにアレンジし、効率が良く、結果を残せることを上司に見せることで、階段を登り始めることに成功した。

その中で、一人、二人と部下を持ち、不平不満や前向きな話を何でも聞き、上司に意見をぶつけていった。
その際、マイナスな話は、自分の意見として、プラスの話は、その話を切り出した部下の話として、ぶつけた。
最初は、前向きな話も中々出てこなかったものの、会社に自分の意見が取り入れられるはずがないと思っていたのが、上司(僕の上司)から、認められると、どんどん、いろんな意見が出てくる。

そんな部下に、僕は助けられ、次第に会社内で影響力が強くなっていった。

それに合わせ、僕も上司に意見を激しくぶつけるようにしていった。
悪口や自分本位な意見ではなく、あくまでも会社の発展を一番に考えての、前向きの意見としてだ。
もちろん、上司の意見が正しいと思えば、素直に認め、尊敬し、従った。しかし、上司の意見が間違っていると思えば、引き下がらなかった。

そんなこんなで、気付いた時には、上司を越えていた。
でも、僕のスタンスは、絶対に変えなかった。

どの意見が正しいのか(仕事では、より会社が発展する可能性があるのは、どれか?)客観的に判断し、進めるだけだ。
その意見を出した人の立場や地位などは関係なく、素直に受け入れる。

しかし、先にも述べた、ゴマを擦って、出世した人物の意見も同様に、会社の中では影響力が強く、くだらない人物と、性格上、激しくぶつかってしまった。

僕は、くだらない人物のくだらない意見が通る会社に嫌気がさして、今に至った。

家族には、本当に申し訳ないと思う。
もっと、大人になることができれば、苦労させずにすんだのかもしれない。

でも、どうしても譲れない道だった。
家族は、必ず幸せにしたいし、必ず幸せにする。

休日で、早目にお酒を飲み始めた、親父の愚痴でした。

最後がこれでは、なんの参考にもならないか。


コメント

このブログの人気の投稿

怒られ続けると、どうなる?

僕の同僚の中に、毎日毎日、怒られている人がいる。 「本当によく、怒られるなぁ」と、ある意味、感心してしまう。 なぜ、彼は、毎日怒られ、それを直すことができないんだろうか。 以前、 怒られたくない! でも、触れたように、仕事が全て、後手後手になってしまっている。 どうしたら、怒られないかを考えた末、指示されるのを待つだけになってしまったり、やりかけの仕事を投げ出してでも、上司の指示に従い、結果、投げ出した仕事の件で、又、怒られる悪循環に陥ってしまう。 人には、 想像したことを実現する力 を持っている。 そんな 力 が、 『怒られたくない』 と思いが強くなりすぎて、逆に、 『怒られる状況』 を生み出してしまっている。 (怒られている姿を想像してしまっている。) なら、その悪循環を断ち切るには、どうしたらいいのだろうか? 僕なら、開き直る。失敗や不手際で怒られるのは、しょうがない。 それは、それ。次は、次。その失敗や不手際を超える成果を残せばいいだけだと、僕は考えている。 ただ、僕は、人よりもメンタルが強い方だから、できることかもしれない。 しかし、メンタルが強くないと、怒られ続けることで、臆病になってしまい、全てが悪い方に考えてしまい、そこからプラス思考に変えることは困難になってしまう。 本当は、上司が、さじ加減で、『怒る』『褒める』を使って、部下を巧みに扱うべきだと思うけれど、それは他力本願でしかないし、僕の同僚もそうだが、上司が怒りやすい人材であったり、性根が合わないのかもしれない。 そこで、諦めたら(逃げ出したら)、一生、諦める(逃げる)しか、なくなってしまう。 自分の道は、自分でつくるべきだ。 では、どうすれば、その悪循環から、脱出できるのだろうか? 僕は、まず 『褒めらる』 ことを目標とするべきだと思う。 『怒られる』 のが、怖いと思う人は、 『褒められる』 ことを好む傾向にあると思う。 上司を研究し、 『何をしたら、喜ぶのか』 を考え、上司好みの部下を演じるしかない。 すぐに 『怒る』 上司は、案外単純で、自分が気に入れば喜ぶ。 最初はこそ、上司にもこれまでの状況(怒り続けた)もあり、素直に誉めたりしないと思う。 しかし、上司の気に入る状況が続けば、自然と 『褒める』 環境ができてくる。...

愚痴おやじの遺書

と言っても、死にたくなったり、深刻な病気なわけでもない。 ただ、何故か普段、家族には照れてしまって、口に出すことができないことを残しておきたいと急に思いついただけだ。 突然、何があってもいいようにと。 妻へ 自分勝手で、家族のことも考えずに突然会社を辞めたり、意見を変えずに自分の思いを通してばかりのこんな夫でごめんなさい。 あなたが支えてくれると信じていたから、自由気ままに生きてこれました。 転職して、収入が激減して、本音では「こんなはずでは」と、思ったかもしれません。 それでも、あなたは口に出さずに支えてくれています。 僕にとって一番幸福だったことは、あなたに出会え、夫婦となれたことです。 いつの日か来る最後の日には、笑顔で「いい人生だった。」と、心から言えます。 もう少し(?)僕のわがままに付き合ってください。 これからも、迷惑をかけるけれど、よろしくお願いします。 お姉ちゃんへ 人一倍、心が優しい子に育ってくれて「ありがとう。」 そのため、自分が傷付くことも多くあり、小さいながらも心を苦しめている姿を見守ることしかできずにごめんなさい。 しかし、今の経験が将来、必ず役に立つときがくるはずです。 今は、まだ、そう考えることはできないかもしれませんが、大丈夫。僕の子供です。必ず明るい道が待っています。 あなたには、一生付き合っていける友達がいます。 その友達が、あなたにとって、大きな財産です。 だから、今のまま、素直で、人に対する優しさを忘れないで下さい。 チビへ いつも、「チビ」と、読んではいますがもう立派な女の子になってくれました。 まだまだ、勉強が嫌いで、遊びたいこともわかるけど、もうちょっと勉強してもいいかなって、思います。 でも、あなたが持っている一番の武器は、いつもニコニコしていることです。 怒られて、泣いたりいじけても、すぐに笑顔に戻ってくれるあなたは、これから待ち受ける困難も必ず乗り越えることができるでしょう。 でも、ガマンのしすぎはよくないよ。 お姉ちゃんが大好きすぎて、喧嘩もよくするけれど、このままお姉ちゃんを大好きな人に育ってください。 でも、やっぱり、少しは勉強も大事に。 このまま、ガマンすることなく、いつもニコニコできる人...

僕がやっている簡単な自己啓発 Part 23【ご褒美をもらう。あげる。】

僕は、家庭(子育て)において、これまで 『ご褒美』 には、反対だった。 かと言って、躾を厳しくし 『罰を与える』 ことも反対だ。 『ご褒美』 目当てに頑張ったり、 『罰』 が怖くて、頑張ったりなどではなく、自発的に自分が良いと思ったことを頑張って欲しいと思っていたからだ。 しかし、ひょんなことから 『ご褒美』 は、必要だと気付いた。 切っ掛けは、学校の先生からのアドバイスだ。 『ご褒美』 があるだけで、子供の頑張り方が全然違う。素直に話は聞くし(今までは、テレビやゲームをしながらの空返事)、積極的になった気もする。 最初は、「現金だな」とも、思ったりした。けれど、自ら頑張る子供の姿を見ていると、 『ご褒美』 も決して悪いもんじゃないと思った。 それもそうだ。子供にとって、学校や勉強を頑張る先に何があるかわからない。 (もう少し大きくなって、将来の目標ができれば別かも知れないけれど、まだ、そこまで大きくない。) 行き先のわからない道のりを頑張って進めるはずがない。 進むべき、道を見つけた子供たちは、自分達の足で、目標に向かって進んでいる。 なんで、今まで気付かなかったのだろう。 自分も、 『ご褒美目当て』 に仕事を頑張っているのに。 子供には、 『ご褒美なし.』 なしは、酷過ぎたかも知れない。 人それぞれ、 『ご褒美』 は、違うかもしれない。 それは、 『給与』 であったり、 『モノ』 かも知れない。それよりも 『言葉』 かも知れない。 以前、 『承認欲求は、誰もが持っている本能。』 でも書いたように、誰しも、他人から、 『認めて欲しい』 と思っている。 その、 『承認欲求』 を満たす、アイテムの一つが 『ご褒美』 なんだと思う。 『給与』 も 『モノ』 も、自分の行動(仕事)を認めてもらった 『ご褒美』 だ。 そして、 『言葉』 は、もっとも 『承認欲求』 を満たす 『ご褒美』 だと思う。 僕も実際、今の職場で、同僚に 『感謝の言葉』 を今までよりも、多く発するようにしたら、これまで仕事に積極的では、無かった同僚も、積極的に仕事をするようになってきた。 上司から 『怒られる恐怖』 で、真面目に仕事をしても、恐怖心が先立ち、ミスをしない 『保守的な仕事』 しかできない。 しかし、 『ご褒美』 を...