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お客様に、ウソをつかせるな。

お客様は、面識がない営業マンに対して、ウソをつきやすい。
でも、決して、『騙そう』と、考えてのウソではない。
まだ、信用されていない(信頼関係が築けていない)ことに気付かず(お客様の気持ちを考えず)に、踏み込み過ぎた、営業マンへの、『警戒』『不快感』の証だ。

法人営業の場合には、まだまだ挽回できる余地は残されているかもしれない。
しかし、個人客への営業の場合には、『お客様にウソをつかせるのは、決定的なダメージ』になってしまう。

僕は、法人営業より、個人客を対象にした、営業経験が長かったので、より痛感している。

特に、アプローチ後、早い段階でのウソは致命的だ。

一番いい例が、来店したお客様への対応だ。
営業経験が浅いと『会社から求められている名簿の取得』に、囚われてしまう。

名簿の取得を強制(無言のプレッシャー)している会社(上司)も問題だけれど。

営業の本来の目標は、『販売』であり、『名簿の取得』ではない。
しかし、『名簿の取得』ができなければ、その後の営業活動ができず、お客様からのアプローチがなければ、挽回のしようがない『待ちの営業』しか、できずに弱い営業となってしまうことも事実で、会社(上司)が、『名簿の取得』を求めるのも、当たり前のことである。

しかし、自分に当てはめて考えて欲しい。
ウソの名前や住所など連絡先を教えた相手に、この前は「間違えました。こっちが正しい(本当)です。」と、言えるだろうか?
僕には、できない。僕なら、気まずくて避けてしまう。
恐らく、殆どの人は、同じ考えだと思う。

もし、『名簿を取得』しなければいけないのであれば、接客(会話)の段階で、アプローチをかけ、どこまで信用されているか確認をし、大丈夫と判断してから、名簿に記載をして貰うことが重要になってくる。
「しつこい、営業はしませんから」は、営業マンの合言葉だと、誰もが知っている。
そんな、古びた合言葉は、誰も信用するはずがない。

信用されているかどうかの確認は、簡単にわかるはず。
もし、その判断に迷ってしまうなら、会話(接客)の段階で『名前・住所・連絡先』を聞き、(「私は、〇〇です。お客様の苗字は?」など)、どこまで心を開いたかを確認すればいいだけ。
会話(接客)の段階で、はぐらかされてしまった場合には、まだまだ信頼関係を構築することに専念しなければいけない。

特に、個人情報に関わることは慎重にしなければならない。

同様に、全てのことで、お客様にウソをつかせてしまうと、必ず相手は自分がついたウソに気まずくなってしまう。
そこから先はない。

もし、扱っている商品が、独占的な商品で、絶対的な社会的信用がある商品であれば、お客様からの再アプローチは望めるかもしれない。
しかし、営業マンが必要な商品には、競合他社が必ずあるはず。そもそも、そんな絶対的な商品であれば、営業マンは必要ないから。

だからこそ、会話(接客)の段階で、現状の信頼関係の確認作業は、絶対に必要になってくる。
『どこまで、心を開いてくれているか?どこから閉ざされているのか?』

その判断(確認)が上手くできてくると営業の仕事は楽しくなり、結果もついてくる。

お客様の行動や発言で把握できるようになれば、営業のスペシャリストになれる可能性があるけれど、把握できなくても、素直にお客様に聞けばいいだけ。
それでも、ほぼ変わらない結果を残すことができる。

だからこそ、お客様にウソをつかせる前に、信頼関係を構築することが重要だ。
もし、ウソをつかせてしまいそうなら、一歩後ずさりして、再度、信頼関係の構築に専念しなくてはいけない。

お客様のウソ=『あなたは信用できません』

信用なくして、営業は結果が出ない。
だから、お客様には、絶対にウソをつかせてはいけない。


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